慶應SFCでの所信表明

いよいよ慶應SFCの仲間入りです.自己紹介では以下のような所信表明をしました.

「地震学者は地球の方を向いて研究していますが,それを防災に役立てるとなると社会や人間のことも知らなければならない.本来,防災は学際的な要素の大きいものです.その防災の研究を,学際性の極めて高いSFCでできることにとても感謝しています.こんな環境に飛び込ませてもらえた地震学者はこれまでいたんだろうか..そう考えると,私はここから,防災を変えて行かなければならない,自然災害で人が死ななくなるような研究や教育,情報を発信していかなければならない,と思っています.」

「まずは10年後の日本人にいいことを,この10年の間にも必ず被害地震は起こりますから,今はどんな批判を受けたとしても,10年後の日本人にいいことをやりたい.最終的には100年後,500年後の日本人や世界の人々に,3.11を目撃した私たちが何をしてきたかを評価してもらえるような研究や教育をしていきたいです.」

新しい環境,共に研究を進めていく学生たち.SFC生活,とても楽しみです.

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