プレートテクトニクス その2

「プレートという言葉を聞いたことはあるでしょう。」振り返ると、たくさんの教科書を抱えてレイ先生が立っていた。

はい。プレートテクトニクスでしたっけ?

そう。プレートは「一枚の平らな板」、テクトニクスはギリシャ語で「大工さん」 を意味するテクトンが語源で、転じて「建物などの構造を考えること」。つまりプレートテクトニクスとは、平らな板で地球の表面近くの構造を考えること。

地球表面は十数枚のプレートで覆われています。日本の周辺には、太平洋プレート とフィリピン海プレートがあるのでしたっけ・・・?

そう、それらは海のプレートです。日本列島が乗っている陸のプレートは、西日本 がユーラシアプレート、北日本がオホーツクプレートと呼ばれていますが、オホーツクプレートは北米プレートの一部だという説もあります。プレートの境界が あいまいなものは他にもいくつかあるので、プレートの総数を正確に数えることはあまりされていません。でも一つ一つのプレートには名前がついているのよ (図2)。

図2:地球の表面をおおうプレート

へぇ。ジグソーパズルのひとつのピースがプレートというわけだ。実際の地球は球 だからゆで卵の殻にひびが入っているような状態か。そしてそのひび割れの部分、つまりプレート境界で地震が起きる、というわけか。地震は地球上の起きるべ きところでしか起きていないんですね。

世界震源地図では震源を示す○の大きさはマグニチュードの大きさを示していますが、色は何を示しているかわかる?