火山の分布と地震の分布 その1

日本地図上に、今日観測に行った山に印をつける。あんなに大きかった山も地図で見たら点だ。大地くんはさらに国内の全部の活火山をマークした。日本にはなんてたくさんの活火山があるのだろう!(図1)

図1: 活火山の分布(赤三角)。活火山は海溝と並行に並んでいる。点は震源を示し、色は震源の深さをあらわす。(気象庁一元化震源)

活火山はずいぶんきれいに並んでいるんだなあ。偶然とは思えない。

確かに日本は火山国だけど、火山は日本列島のどこにでもあるわけではないのよ。千島列島から北海道を横断するように分布して、こんどは東北地方の真ん中を通り、関東地方の西の端まで、さらに伊豆半島、伊豆諸島、小笠原諸島と連なります。この形、どこかで見たことはない?

海溝だ。千島海溝・日本海溝・伊豆―小笠原海溝を結ぶ線と平行だぞ。もしかして...。

震源分布を重ねてみる(図1)。ぴったりだ。深さごとに色分けした震源分布は活火山をつないだ線と平行に並ぶ。地震の分布と火山の分布、何か関係があるに違いない。