火山の分布と地震の分布 その2

活火山をつないだ線を「火山フロント」といいます。日本では火山フロントより東側(太平洋側)には活火山はほとんどありません。また、火山フロント上では火山の数や噴出物の量が圧倒的に多いのに対して、火山フロントから西へ遠ざかるに従ってそれらが少なくなります。

へえ! 面白い。でもなんでだろう?

観測で見てきたたくさんの噴出物は、火山のおおもととなっているマグマからできています。マグマが日本の地下深くでどうやって生成されているか、さらに調べてごらんなさい。

世界の震源分布を初めて見たときもそうだった。地震が地球上の決まったところでしか起きない理由は、地球の断面を考えたら明らかになったんだ。地表で起きているさまざまな現象は、地球内部で起きていることを調べることで、きっとはっきりするはずだ。

日本の下に沈みこむ太平洋プレートは1億年以上もかけて海の底を移動してきました。プレート上面には海水と反応して水を含む鉱物がたくさんできています。一方で、海のプレートは日本列島の下に沈みこむにつれて、高温・高圧にさらされるようになります。これによってプレートの中に含まれていた水が徐々に染み出してくるのです。水の存在によって岩石が溶け始める温度はぐっと下がります。これがマグマの元となります。いったん生まれたマグマは周囲の岩石より軽いので上へ上へと上がっていき、地表に火山を形成するのです。この一連のプロセスによって、水が絞り出される深さの真上に火山フロントが分布している、というわけなのです。