報道問い合わせ

1月26日の噴火から2週間になる.レイ先生は,この3年間の報道対応で,もっとも大変だった,と言っていた.

どんな質問があるのか聞いてみると,時間とともにかなりはっきり移ろうらしい.

  • 噴火の種類,過去の噴火,今後の見通し.
  • 噴火警戒レベル,火山灰の健康への影響,今後の見通し.
  • 水蒸気爆発,マグマ噴火,今後の見通し.
  • 空振のメカニズム,空振被害の防止策,今後の見通し.
  • 溶岩ドーム,火砕流,今後の見通し.
  • 土石流,泥流.
  • 観測体制.

火山噴火予知連絡会が見通しをきちんと記者会見してからは,今後の見通し今後の見通しと,質問はされなくなったそうだ.もっとも,噴火も小康状態になった同じ時期だったが.

江戸時代の噴火では,7ヶ月の沈黙のあと,大噴火を起こした.だからみんな気を抜いていない.「火山の報道対応に徹夜は禁物!」と初日から連呼していたレイ先生はもちろんのこと,研究者も,それから報道の人も,体に気をつけてがんばってほしい.そして,なによりも重要な情報を,現地の住民たちに届けて欲しい.

コメントは受け付けていません。