「必ずいるのよ,規制区域に入って写真を撮る人が!」レイ先生がぷんすか怒っている.僕も同感だが,約束を守らないで事故を起こしたんなら自分持ちでいいんじゃないか?,なんて思ってしまう.ところが,どうもそうでは済まないらしい.
雲仙普賢岳の噴火の際には,迫真の火砕流を撮ろうと,危険なエリアにたくさんの人が入って行った.それを阻止するために,地元の消防団が警戒に当たった.
結局,火砕流はこれら全ての人を飲み込んだ.好きで危険なことをした人だけならまだしも,消防団12人も亡くなったのだ.
「人の迷惑を考えましょう,なんて幼稚園で習ってるじゃない!」 出た!レイ先生必殺の,幼稚園で習ったでしょ理論である.
関連リンク:
- 消防防災博物館: まさかの噴火-「雲仙・普賢岳 噴火災害を体験して」より-