マントル対流という言葉を聞いたことはあるかしら?宝石箱のマントルは長い時間スケールで見るとゆっくりと動いています。プレートが動いていることがその証なのですが。
はい。味噌汁を作っているときに想像したりしていました。鍋の底からモコモコと上昇してきて、味噌汁の表面で冷やされてまた沈んで行く。外核は液体なのでマントルよりも容易に対流しているのでしょうか。
ええ。マントルの対流はプレートの移動速度から考えれば年間10cmといったところでしょう。液体の外核は年間10kmとだいぶ速い速度で対流しています。でも鉄と岩石とが混ざり合って対流することはありません。外核は外核で、マントルはマントルで、地球内部には大きく2つの対流があるのです。
今度はずいぶんダイナミックな地球の姿が見えてきたなあ。
人類が到達したことがある深さはたったの4kmよ。細い穴を掘削してもせいぜい12kmで限界です。地球の半径6400kmのほとんどを私たちは見たことがありません。地球内部は宇宙よりも遠いと思わない?
なんだか今日のレイ先生はロマンチストだ。でもなんで相手が地球かなあ・・・。