6月5日,産経児童出版文化賞の授賞式に行ってまいりました.秋篠宮妃紀子様にお言葉をいただき,JR賞を頂戴いたしました.
- 産経新聞6月6日付記事: 「日常のありがたさ描いた」 大賞の荒井良二さん 第59回産経児童出版文化賞贈賞式であいさつ
お声かけくださったくもん出版の皆様はじめ,多くの方に支えていただいての受賞でした.この場を借りて御礼申し上げます.
記念の盾を頂戴するときには,「JR賞」は「準大賞」と読み上げていただきました.気象庁より20年早く緊急地震速報を導入し,3月11日のあの日にも一人の犠牲も出さなかった日本の新幹線を運営するJRからいただけたことを光栄に思うとともに,不思議なご縁を(勝手に(笑))感じております.
大賞の荒井さんと偕成社の広松さんのスピーチは,聞いていて涙をこらえるのに必死でした.震災が作品にどう反映されたのか,そこに至るまでの葛藤など,地震学コミュニティに身を置く者として身に沁みると同時に,多くの地震学者にも聞いてほしいスピーチだと思いました.
また,産経新聞社賞を受賞された畠山重篤さんは気仙沼でカキ漁や植樹をされています.この度の震災でご親族を亡くされました.短い会話を交わさせていただきましたが,胸に刺さる想いでした.
他にも,児童書に関わる多くの方々の想いや,産経新聞社のこのような活動に触れて,地震災害に対する防災や地球科学を伝える活動の励みとなりました.ご関係の皆さま,ありがとうございました.