3月8日付 産経新聞に掲載されました

産経新聞から取材を受けて,3月8日付の『地震学はどう変わったか』というコーナーに掲載されました.下記からご覧いただけます.

http://sankei.jp.msn.com/science/news/120308/scn12030822590004-n1.htm

途中,地盤の情報について,私が上手に伝えられなかったな,と反省しているところがありますので,ここに追記いたします.

地盤の情報は建物を建てるときに必要になります.一般的には,地盤情報と構造物の重さ(木造なのか鉄筋なのか,3階なのか4階なのか)などから,たとえば必要な杭の長さや数を決めるなどしています.文京区に限らず,多くの地域において地盤情報はわかっています.たとえば下記サイトから全国のものがご覧いただけます.
J-SHIS 地震ハザードステーション (「使ってみよう!」をクリック.)

こういったことが守られて建てられた住宅(法律違反がない限り,普通はこうです)にお住まいの場合は,地盤の情報よりは,築年数が大事になってきます.よく知られているところでは,1981年6月1日より前に着工したか,後に着工したかで,強い揺れに対する倒壊率が変わってきます.お住まいの住宅が,1981年6月1日より前に建てられ始めたものである場合は,可能な限り早い段階で耐震診断を受けてください.

診断については,たとえば文京区さんでは下記に詳細が出ています.
http://www.city.bunkyo.lg.jp/guide_bosaianzen.html (「住宅等の耐震化について」をクリック.)

建築学が専門ではないため,やや曖昧なご説明で恐縮です.一方で,建物の倒壊がなくても,家具の転倒防止などの日ごろの備えはとても重要です.東京消防庁の下記サイトに,とてもいい解説がありますので,併せてご覧いただけたらと存じます.

地震その時10のポイント(保存版)

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